2015年1月13日火曜日

今日の一冊 vol.5 「フルーツケーキいただきます」

こんにちは!オリジナル絵本ギフトのBig Hug 関谷です(*^^*)


Big Hugの事務所がある大阪市北区は、
本日が成人式のようで、

朝から晴れ着姿の新成人の皆さんを
たくさん見かけました。



いいお天気でよかったです。

素晴らしい一日になりますように!



「今日から大人!」
という皆さんを見ながら、

果たして自分はちゃんとオトナになったのか?と問うと、

まだまだだな~と思うわけですが、



それでも、
「あ、オトナになったんだな…」
と思う瞬間は訪れます。



いちばん初めてそう思ったときのことを思い出したのは、この絵本。


「フルーツケーキ いただきます」(2013)
岡村志満子 さく 
ポプラ社





"紙の絵本"を、シンプルながらも最大限に生かしたしかけ絵本です。


まずはスポンジ。次のページはクリーム、その次はいちご!

少しずつ幅の短いページがどんどん重なり、

ケーキがだんだんできあがっていく様子が見事に表現されています。



最後は、ケーキが切り分けられているところまで!



ケーキが好きなお子さんは、大喜び間違いなしです(^^♪






なぜ子ども向けのこの絵本で、
「あ、オトナになった」と感じたことを思い出したかというと…

しょうもない話ですが、


小さいころ、ホールのケーキを切り分ける瞬間は、たたかいの始まりだったのです。



1ミリでも大きいケーキはどれか。



どうやって兄を出し抜くか、どうやってじゃんけんに勝つか。



勝負に負けて大泣きしたことも、

勝負に勝って自分が好きな方を選んだのに、「あほや〜こっちのほうがいっぱいイチゴ入ってんのに〜」
と言われ大騒ぎして叱られたこともありました。



しかし私が高校生か大学生の頃、自宅にケーキがあり、

兄に「じゃんけんしよ」というと、



「まさこが好きな方選んでいいよ」



というではありませんか…!





そのとき、あぁ、私たちはもう、大人になったんだ。



そう思いました。


大きいケーキを食べられて嬉しいはずなのに、あの切なさたるや。


(この話を友人にしたところ、

「それ、大人になったのはお兄ちゃんだけや」と笑われましたが)



成長していくことは、嬉しくもあり、少し寂しくもあり、

でもやっぱり、また新しい関係を結んでいくことができる、

ステキなことなんだと思います。




かつてケーキ戦争を繰り広げた兄ちゃんも、
今やもう、立派な父ちゃんです。

姪っ子がもう少し大きくなったら、

一緒にこの絵本を楽しんで、一緒にケーキを作って、一緒に食べよう。



そう思った成人式の日でした。


***
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