2015年1月7日水曜日

おすすめ絵本② 谷川俊太郎の質問箱

おはようございます!
オリジナル絵本ギフトのBig Hug関谷です(*^^*)

昨日、梅田茶屋町の、とあるブックカフェに行ってきたのですが、
そこでとっても素敵な本を見つけました!

「谷川俊太郎 質問箱」  (2007, HOBONICHI BOOKS)



ほぼ日刊イトイ新聞の読者からメールで寄せられた質問に、
谷川俊太郎さんが回答するという本です。

読んだことあるー!という方もたくさんおられるかもしれません。

本の帯にも書かれていた質問の回答が、とても素敵だったので
ご紹介します!


  どうして、にんげんは死ぬの?
  さえちゃんは、死ぬのはいやだよ。(こやまさえ 六歳)


みなさんなら、自分の子どもにこんな質問をされたら、なんて答えますか?

さえちゃんのお母さんは、「正直答えに困りました~」とコメントしていました。

……こんな質問されたら困りますよねぇ………(T_T)


私ならなんて言うかな…。
しかも、6歳の子どもに伝わるように。

答えをすぐに出せないまま読んだ
谷川さんの答えは、


  ぼくがさえちゃんのお母さんだったら、

  「お母さんだって死ぬのいやだよー」

  と言いながら

  さえちゃんをぎゅーっと抱きしめて

  一緒に泣きます。

  そのあとで一緒にお茶します。

  あのね、お母さん

  言葉で問われた質問に、

  いつも言葉で答える必要はないの。

  こういう深い問いかけにはアタマだけじゃなく、

  ココロもカラダも使って答えなくちゃね。



なんて優しい回答でしょう!

個人的な感想ですが、

一緒に泣きます。
そのあとで一緒にお茶します。

というところが特に好きです。


けっきょく何にも質問に答えてないけど、
お茶してるときには、 きっとさえちゃんもお母さんも、
なんだかすっきりした顔をしているんだろうなと、想像できたからです。
 

子どもたちには、こんな風に、言葉じゃなくて、理屈ぬきの安心感を与えてあげることが
子どもにとっても親にとっても、とても大切なんだなーと感じました。

もしかしたら、
言葉で説明しなくちゃ、答えを出さなきゃ!
と がんばるクセがついている大人たちにこそ、
こんな回答が必要なのかもしれません。


当企画タイトルの「Big Hug」は、

ぎゅーっと抱きしめる
→大きな愛

というような意味です。


谷川さんの答えに、「抱きしめる」というのが入っていたので、
なんだか嬉しくなってご紹介しました(o^^o)


ほかにも、

  どうしてともだちとあそばなくちゃいけないの?

とか、

  運転中、くしゃみがしたくなったら。

とか、
ドキッとするような質問やユニークな質問がたくさん載っています。

おすすめです(*^^*)

おすすめシリーズ2回目にして、
絵本じゃないんですけど。笑



オリジナル絵本ギフトのBig Hug
http://bighug-g.com

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